ほろり

4年くらい前に通っていた職業訓練校の級友から、急にメールが届いた。 文章から嫌な予感はしていたが「まさか」というような人が亡くなっていた。 年も近かったので結構飲みに行ったり話もしたり、級友の結婚式の日には彼の家に泊めてもらったこともあった。 過労死なんて聞いても「らしいなー」なんて思うくらい、責任感もあり何事も真剣にやる人だったから。 彼の写真の前においてあったラグビーボール、隙間がないくらいに友人の名前がびっしりで、この世はいい人から亡くなっていくんだな、と。
思いがけないクラス会にみんなの顔が暗くなるほど子供ではないけれど、「昔どおりクラス20人で数えてたんだけどさ、19人でしょっ!て指摘された時。 あぁ、もうほんとにいないんだな」って言う級友の顔は忘れられない。